相場には「“大納会(12月29日)”で出来高をこなした銘柄は翌年の注目株となる」という不思議なアノマリーがあります。同じようなもので「“大発会(1月4日)”で出来高をこなした銘柄はその年の顔となる」とも言われます。
1年を占う「大発会」の入り方には要注目!|本村健の投資道場

皆様、こんにちは。本村健です。

一年が経つのは早い物ですね!わたしのコラムも、年内最終号を迎える事となりました。

今年を振り返ってみると、「トランプ相場」に翻弄されるも日経平均は上がり調子。相場ネタには困らず、ご紹介した銘柄のパフォーマンスもまずまずであったかと思います。

証券時代の知人から、今年の相場環境で利益を上げられない金融マンはプロ失格だと言っていましたが「人に勧める銘柄と自分で買いたい銘柄が違う」という話はよく聞きますが、わたしの場合も同じです。

普段は値動き狙いで売買しますが、コラムで紹介する銘柄は裏付けのある銘柄を選定。これくらい力を入れて銘柄を選んでいれば、億万長者になれていたかもしれません笑

コラムでの基本的な選定スタンスは、賑わっている銘柄の関連銘柄や2番手、3番手の発掘。動き出すタイミングを伺う為に、毎週200銘柄程は「ポートフォリオを組み」状況にあったものをご紹介するように心掛けてきました。

時に、下落したり突飛高したり鳴かず飛ばずの時もありましたが、早読みしすぎて時間をかけて上昇する銘柄もあったなと思い返しています。


2017年の「個人的に気になる銘柄」ベスト3を発表!

さて、今年の最後にマーケットについて何を話すかと悩んでいましたが、せっかくなので「気になる銘柄」でご紹介した銘柄の中で、手応えを感じたもの「ベスト3」を発表したいと思います。

(※「個人的に気になる銘柄」は株マイスターのサイト内で限定公開している内容です。予めご了承ください。)

他の投資の達人や、株式評論家の方は市場でにぎわっている株や値動きに勢いがある銘柄を推奨される事が多いと思いますが、私はへそが曲がっていまして、人と同じ物はなるべく出さないように相場勘よりも動物的勘を働かせようと心がけています。

まだ、市場やマスコミも騒ぐ前から「キナ臭く」感じ、動物的勘が働いた瞬間。それが【6208】石川製作所。

3月4日のコラムで紹介し、週明けの始値は857円。一日あたりの平均売買高(株)は、8万株程度でした。

オバマ政権時には、「北朝鮮問題」はスルーしていましたが、あの短気そうなトランプ大統領だったら、まともに喧嘩を買うだろうと考えました。

根拠や確信の無い事は書けないので、当時のコラムではこんな事を書いています。「防衛機器の製造を行い軍需産業に参入、機雷を製造し防衛省へ納品しています。防衛関連と言えば真っ先に名前が挙がる銘柄でしょう。」。。。

もしかしたら、北の指導者も同じ事を考えていて仕掛けるなら「トランプ政権誕生」の今年しかないと思っていたのかもしれませんね。ちなみに同社の年初来高値は、10月6日に付けた4435円、株価は5倍程に膨らみました。

そして2番目は【4998】フマキラー。6月24日のコラムで紹介し、現在は、売買単位の変更により基準価格も変更されていますが当時、週明けの始値は912円でした。

梅雨の時期でしたが、ふと自宅近くの学校の花壇の雑草をみた時に蚊が飛んでいて過去の記憶が甦りました。デング熱が流行した年を思い出し今年は発生しないかと。

そんな事を考えていると、夕方のニュースで強力な毒を持つ「ヒアリ」が日本国内でみつかった報じられました。

その時に、直感でこれは相場になると思いました。当時のコラムではこんな事を書いています。

「わたしが気になっているのは「ヒアリ」。蟻の一種ですが、刺されるとやけどのような激しい痛みがあるばかりでなく「アナフィラキシーショック」を起こし、時に死に至るとも言われています。
先日、神戸港のコンテナヤードから見つかったとの報道があり、今年は「モスキート」では無く「アント」に密かに注目しています。」。。。

この週には、同社の株を推奨している評論家は見かけませんでしたが、早くも翌週から火がつき上場来高値を30年ぶりに更新し、7月の2週目には1370円の高値まで買われました。

いち早く同社に注目し提供ができ、世論と株が動きだした時には仕込ませる事ができた事に、興奮した覚えがあります。

3番目は「トランプ相場」の本丸として1月に紹介しました【3355】クリヤマホールディングスと、2月に紹介した【6240】ヤマシンフィルタです。

両社をいち早く提供して、息の長い相場で右肩上がりの上昇で今年のパフォーマンスは良好でした。

最後にですが一言。「相場はあらゆる生活の中にあります。人とどう接するのか、目の前の情報を持っていくのか置いていくのかそれが相場だ!」。

来年も気持ちを新たに気を引き締め、皆様の利益に繋がる情報と個別銘柄のご紹介が出来るように努めて参りますので宜しくお願い申し上げます。


1年を占う「大発会」の入り方には要注目!

週明けの日経平均は小幅続伸、年初来高値を更新しました。

朝方は薄商いの中で弱含む地合いが続き、下げる場面が見られましたがETFの買い観測もあり午後は上昇に転じ相場を押し上げました。

クリスマス休暇でアジアや欧米など主要な海外市場が休場となり、外国人投資家の取引が減った事もあり閑散としていましたがTOPIXも年初来高値を更新しました。

為替にも目立った動きは見られず、年末へ向けてポジションを整理する為の円買い・ドル売りが進み相場の重しとなりました。

個別物色は活発化しており、来年に向けた思惑と期待から大発会で上昇しそうな銘柄には先回りした投機目的の資金が集中し、年末特有の動きが散見されました。

ただ、相場には「“大納会(12月29日)”で出来高をこなした銘柄は翌年の注目株となる」という不思議なアノマリーがあります。

同じようなもので「“大発会(1月4日)”で出来高をこなした銘柄はその年の顔となる」とも言われます。

大納会の出来高上位、いつもの顔ぶれを除くと「【6495】宮入バルプ」ではないでしょうか。

LNG産消会議でLNGの需要を作るプロジェクトに、日本の官民が100億ドル規模の投資を行う予定としており、来年も話題を集めてもおかしくありません。年明けの出来高首位にも注目が集まります。

また、年明け4日は「ご祝儀相場」で、日経平均がプラスから入るのかマイナスから入るのか注目しています。

上昇すれば初め良ければ終わり良しと考え、逆に下落する場面があれば、調整局面に入る事も意識しながら慎重にマーケットをみていこうと思います。

来週の立会い日数は2日間となりますが、新年早々、週末には米国12月雇用統計の発表を控えており、この2日間が来年を占う相場展開になると考えています。

それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。

また来年お会いしましょう。本村健でした。

株マイスター:本村健

「株をやるなら必ず勝て!」投資道場を連載中!

一成証券(現三菱UFJ証券)、高木証券にて活躍した元・証券マン。「投資の達人」としても知名度が高く、現在は株マイスターで毎週土曜に『本村健の投資道場』を連載中。

株マイスターは『個人投資家第一主義』を掲げ、無料で読める銘柄情報は『本村健の投資道場』だけではなく、ご登録特典の『厳選注目3選銘柄』や毎週頭に今週の相場見通しを配信中!「売買の目安」や「推奨した根拠」なども明記しており、テーマ株をはじめとした短期間での動きが期待できる銘柄を数多く提供しています。

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