バブル崩壊後の戻り高値を更新した後、高値圏での横ばい推移が続き「綱引き相場」に入った日経平均ですが、そもそもなにが相場を押し上げていたのか整理してみようと思います。
日本株「プラス/マイナス材料」総まとめ|本村健の投資道場

こんにちは。本村健です。

最近、連日ニュースで報じられている「横綱:日馬富士」の暴行問題ですが、証券時代に両国支店で数年、個人営業をしていましたが、会社の近くには相撲部屋がたくさんありお客様の中には関係者の方もいました。

たまに1Fのお客様フロアーから呼ばれ、2Fから降りて行くとフロアーは「満員御礼」で、チャートブックをみながら眉間にシワをよせてる人や株の意見交換や、場所中であれば力士の勝敗で盛り上がっていたのを思い出します。

週末になると、居酒屋で仕事仲間と飲んだ後に、暴行事件の舞台になった錦糸町のクラブへ行きましたが、別のテーブルでは、タニマチ(=ひいきにしてくれる客の事を言います)と一緒に飲んでいる力士をよくみかけたものです。

プロ野球選手なんかは、シーズン中に相手チームの選手と飲みに行く事はあり得ないと言われていますが・・今回の事件の発端は、ガキの喧嘩。土俵でやれよと言ってやりたいです。笑

さて、バブル崩壊後の戻り高値を更新した後、高値圏での横ばい推移が続き「綱引き相場」に入った日経平均ですが、そもそもなにが相場を押し上げていたのかを整理してみようと思います。


日本株「プラス/マイナス材料」総まとめ

■好感されたプラス材料

①好調な企業業績があり中間決算で幅広い業種の大手企業が相次ぎ上方修正
②円安進行により、ドル建ての輸出が多い
③世界が同時好景気で米国株が最高値水準にあること
④北朝鮮情勢が沈静化し緊張が和らいだこと

日本企業の業績が上向き、それを見越して日本株が買われやすくなっています。ドルベースで日本株をみている外国人投資家にとっては、円安で日本株が安く手に入りますし、欧米株が買われる中で出遅れ感の強い日本株には、外国人の買いが入り弾みがついたという事でしょう。

では反対に、これから警戒されそうな要素はなにが挙げられるでしょうか。

■懸念視されるマイナス材料

①日銀が緩和策で(ETF)を買うなどして支える「官製相場」の打ち切りになる事
②FRBの利上げ。米国経済の変動
③窮地に追い込まれた北朝鮮の暴発

日銀がETF購入する目的は、株価と企業業績の乖離を埋める事にありますが、足元でその差が縮まってきており今後は買いが継続しないと懸念する声も聞かれます。

また、11月2日、トランプ大統領はFRBのパウエル理事を次期議長に指名しました。

来年2月に就任しますが、議長が変わる事により潮目も変わる事が想定され、2月にかけてはリスクオフムードが広がるかもしれません。

今回の日経平均の上昇を受けて、主力どころの保有比率を増やした方は、この時期までに売却しておいた方が賢明でしょう。

③の北朝鮮リスクについては言葉通り。弾道ミサイルを東に向けて発射したり、自国で核実験をしている分には影響は限定的ですが、軌道をグアム方向へ飛ばした場合は、今までの状況とは変わってきます。こう着状態が続いていますが、避けては通れない問題です。

箇条書きにしてみると、いま買うべき銘柄が何となく見えてくると思います。

円安や好業績を背景に海外勢が買いを進めているなら、物色対象として選ぶ銘柄もこれに沿っていく必要があるのは当然の話ですね。

年始からトレンドは上に向いていて、年足の陽線引けは確実です。上昇・下落を繰り返しながらも引き続き「上げ相場」に変わりないと考えます。リスクも想定しながら強気で行きましょう!


日経平均は上げ下げするも「新興株」は絶好調

週明けの日経平均はドル円相場が円高に傾き、嫌気され利益確定売りが先行し、下げ幅は180円を超えてスタート。

翌日、21日の取引では連立協議の決裂の影響に警戒のあった20日のドイツ株と米国株が上昇したのをきっかけに、投資家心理が改善し反発しました。

ドル円相場の円安・ドル高も下支えとなり、運用リスクを取りやすくなった短期思考の海外投資家などから自動車や値がさ株に買いが進んだ格好となります。

一方で、20日トランプ大統領が北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定することを決めたと表明。

追加制裁は2008年以来で最大規模になるとみられ、北朝鮮に派遣した中国の特使と金正恩委員長との会談も見送られ、「対話による解決」は遠のいた事で、地政学リスクが再燃。またしても【6208】石川製作所【6203】豊和工業などを筆頭に「防衛関連株」が大幅高となりました。

もっとも、相場は上下に揺れていますが、新興市場は堅調に推移。JASDAQの高値更新だけでなく、マザーズ指数も年初来高値まであと4%程まで迫ってきました。

抜けてくれば、さらに勢いづく公算があります。来週は、日米ともに目立った経済指標の発表はありませんが米国株と為替、そして新興株の動向には注視しておきましょう。

それでは、また来週。本村健でした。

株マイスター:本村健

「株をやるなら必ず勝て!」投資道場を連載中!

一成証券(現三菱UFJ証券)、高木証券にて活躍した元・証券マン。「投資の達人」としても知名度が高く、現在は株マイスターで毎週土曜に『本村健の投資道場』を連載中。

株マイスターは『個人投資家第一主義』を掲げ、無料で読める銘柄情報は『本村健の投資道場』だけではなく、ご登録特典の『厳選注目3選銘柄』や毎週頭に今週の相場見通しを配信中!「売買の目安」や「推奨した根拠」なども明記しており、テーマ株をはじめとした短期間での動きが期待できる銘柄を数多く提供しています。

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