相場のカギを握る「外国人観光客」|本村健の投資道場
3連休明けの日経平均株価は衆院の解散報道を受け、今年の最高値を更新。約2年1カ月ぶりの高値水準をつけています。ただ、今週は国土交通省が2017年の基準地価が回復傾向にあることを発表した点に注目しました。

こんにちは。本村健です。

台風が去り、気温が上昇し夏物をしまわなくて良かったと感じた週でしたが、例年、秋の季節がいったいどこだったのかと考えていると冬が直ぐ訪れるような気がします。

今週、久しぶりに証券マン時代の後輩と酒を飲みにいきましたが、昔話や近況の話しで盛り上がり3軒ハシゴ酒をしました。

帰宅してから、メガネを忘れた事に気付きましたが、どの店に忘れたのか思い出せずあたふた。

最後にカラオケに行った事はうっすらと覚えていましたが、店の場所すら思い出せなかったので、翌日に後輩にメールをした所、丁寧に店の電話番号を送信してくれました。

カラオケ店に電話をすると「メガネの落とし物、ありましたよ」と言われ、取りに行き事なきを得ましたが、そこで店員さんと話していると面白い話を耳にしました。

「最近は忘れ物をしても持ち主がすぐ見つかる」・・と。

どういう事かと詳しく聞いてみると、忘れ物で今まで多かったのが携帯電話でしたが、最近はGPSで紛失した場所を特定することができるので、持ち主がすぐに取りに来るのだそう。

中には、これまた失くしやすい鍵にアクセサリーとしてタグを付けておくことで、紛失してもBluetoothでそのタグと連携させることで、すぐに見つけられるそうです。

調べたところ、この商品は「Smart Tag」というそうですが、身近なところでIoTの普及を実感しました。

もうまもなくCEATEC JAPANが開催されます。IT技術が集う展示会ですがIoTがここでも話題になるでしょう。せっかくなので、来週はCEATEC JAPANを取り上げることにします。

ただ、いくら技術が進歩しても丁寧に電話番号まで教えてくれる優しさはITにはありません。やはり、持つべきものは、優秀な後輩と最先端の技術ですね。笑


相場のカギを握る「外国人観光客」

さて、マーケットを見てみると、FOMCと日銀の会合という2大イベントを通過して中小型株物色が活発化してきました。

当初、来週の28日から秋の臨時国会で焦点となると言われていた「働き方改革関連法案」、「IR実施法案」ですが、安倍総理が衆院を解散する意向を固めたことを受け、両法案とも先送りにされました。

わたしが注目していたのは、「IR実施法案」ですが民進党代表の前原氏は、個人としてはIR推進の考えであり、民主党政権時、2009年には国土交通大臣としてIR研究を指示していました。

さらに、2012年には民主党政策調査会長としてIR推進法案の議論をリードし、現在も超党派IR議連の副会長でもあります。

民進党としては、この法案の現時点の姿勢は未定ですが、党の代表が前原氏に交代した事で、この法案の進展に期待ができそうです。

まあ、それもこれも、全ては選挙が明けてからとなりますがね。

ところで、話は変わりますが今週、国土交通省が2017年の基準地価が回復傾向にあることを発表しました。

けん引するのは、日本を訪れる外国人旅行者の増加に伴うホテルや店舗向け需要の高まりで、買い物よりも体験を楽しむ「コト消費」などが地価にも影響を与えたとのこと。

観光庁の発表で訪日客が昨年よりも45日早く2000万人に達し、過去最速のペースになったことも、相場に新たな風を運んでくれそうです。

10月1日からは中国の連休である「国慶節」。祝日の日は中国全体ではイベント、お祭り状態となり大型連休を使って日本に訪れる人や世界旅行に行く人も多いとされています。

インバウンド越境EC関連への起爆剤となるかもしれませんね。


来週は、9月の権利付き最終日。

3連休明け19日の日経平均株価は、18日の欧米株高や外国為替市場の円安傾向、衆院の解散報道を受け、経済政策への期待から買い注文が膨らみ前週比389円高の2万299円で引けました。

今年の最高値を更新し、約2年1カ月ぶりの高値水準をつけています。

衆議院で与党が勝利すれば、安倍内閣の経済政策「アベノミクス」が継続し、大規模な金融緩和が続き円安を招くとの思惑から、自動車などの輸出関連株を中心に買いが波及。

週末にかけては、北朝鮮問題で再び地政学リスクが高まったことで、確定売りが進みましたが総じて良い仕上がりだと言えるでしょう。

来週の26日は、9月末権利付き最終売買日となりますが個人の信用売り残も高水準に積み上がっていますので、地政学リスクがなければ上値を試す展開が想定されます。

相場が弱含むようなら利確を想定し、強いようなら新たなテーマ株や材料株に電波を張るのも勝利の近道と言えそうです。

強気と弱気の綱引き相場となり、非常に難しい局面に入ってきましたが相場格言で「相場は相場に聞け」とありますが、どちらに向いているかアタリをさぐるのも相場勘が養われます。

それでは、また来週お会いしましょう。本村健でした。

株マイスター:本村健

「株をやるなら必ず勝て!」投資道場を連載中!

一成証券(現三菱UFJ証券)、高木証券にて活躍した元・証券マン。「投資の達人」としても知名度が高く、現在は株マイスターで毎週土曜に『本村健の投資道場』を連載中。

株マイスターは『個人投資家第一主義』を掲げ、無料で読める銘柄情報は『本村健の投資道場』だけではなく、ご登録特典の『厳選注目3選銘柄』や毎週頭に今週の相場見通しを配信中!「売買の目安」や「推奨した根拠」なども明記しており、テーマ株をはじめとした短期間での動きが期待できる銘柄を数多く提供しています。

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