いよいよゴールデンウィークですが、明けると3月期企業の本決算がピークを迎えます。今回はそこに目をつけ「上方修正」を狙った投資手法を伝授。利益を狙う際は3つのポイントをチェックしましょう。
「上方修正」狙うならココを見ろ!|本村健の投資道場

こんにちは。本村健です。

先週から、マスコミやニュースで騒がれていた「Xデー」に向けて水やカセットコンロのボンベやカップラーメンや保存食を大量に買い込み、こんなに買ってどこに置くのよと妻に怒鳴られました。

心配性な性分もあり、先週から有事が起きた際のシュミレーションをしてしまいます。

火の確保は?暖を取る方法は?食料はどうする?・・などなど、あまり心配し過ぎても良くないのでしょうが、備えあれば憂いなし。何事にも事前準備が大事だと言い聞かせて、今回の出費をなんとか正当化させました。

もっとも、妻はと言えば「わたしは今年1年分以上のミネラルウオーター買い込んで、飲みきれるかどうかの方が心配よ!」と。女は強し、なんとも心強いものです。


「上方修正」狙うならココを見ろ!

さて、マーケットに話を移しますが、前々回のコラムで伝えましたが、新年度入りしてからの相場急落時、海外勢はほとんど売っていませんでした。

国内勢の空売りが相場を押し下げていたわけですが、ようやく今週は戻してきたように感じます。

実際に海外勢の売買動向を見ても、前週は3000億円近い大幅な買い越し。市場で警戒されていた幾多の懸念材料は、あくまで下げた時の理由づけに過ぎず、本質的な見通しには変更がなかったようです。

目先は堅調な推移が期待できそうなので、強気で攻めていきましょう。

ゴールデンウィークなので、相場が動いていないじゃないかと言う声も聞こえてきそうですが、こういう時こそじっくり腰を据えて分析に時間をかけると掘り出し物が見つかったりします。

連休だからといって浮かれてばかりもいられません。明けてくればすぐに3月期企業の本決算がピークを迎えるので、備えておく必要があります。

そこで、今回のコラムタイトルに挙げたような「上方修正」を狙った投資手法が役に立つでしょう。

早速、具体的な話をしていきますが、上方修正で利益を狙う際にチェックするポイントは3つ。

1つ目は「進ちょく率」
2つ目は「過去の傾向」
3つ目は「四季報予想」


1つ目については、わざわざ解説するほどのことでもありませんが、決算短信の通期見通しと3Q時点での営業益を比べて、高進捗であれば上振れる(上方修正を行う)可能性があります。

特に難しいことはなく、数値が良好であれば修正が期待できるというだけの話です。

気をつけなければいけないのは、季節要因や下期売上の前倒し計上など、特別な要因で3Q時点の進捗状況が高くないかということ。

反対に、狙い目となるのが国から受注を受けている企業。こういった会社は、直前まで上方修正を行わないことが多いんですよ。

国から受注を受けている企業の業績がすごく良いと、だったら支払う金をもっと少なくしろと世論が黙っていませんからね。


2つ目の過去の傾向はどういう事かと言うと、過去数年間を遡り、本決算までに上方修正を発表したことがあるか調べる事です。

企業によっては、見通しを保守的に出しているところがあります。

計画自体を少なく見積もって出し、期中に上方修正を出して株主を納得させるという考え方ですが、こういった会社の上方修正は株価への恩恵も少なく、値が上がらない事も少なくありません。

むしろ、今期の予想も保守的に出す恐れがあるので、一段と売り込まれる危険もあります。

毎年、本決算や中間決算前に必ずといっていいほど、上方修正を発表している企業は要注意ですよ。

3つ目の四季報予想は、株価が反応するか否かを見極めるうえで大事になります。

上方修正を発表しても、ほとんど買われない企業があります。これは事前に四季報予想で、会社の見通しよりも良好な内容が示されてしまい、株価に織り込まれている事が原因です。

その為、修正を発表し、且つ株価が上昇する銘柄を探すのであれば、四季報予想が会社計画と同じかほぼ変わらずの会社で進ちょく良好なものを探していく必要があります。

小型株だと、材料が少ないのか四季報の予想が当てはまらないケースがあるので、狙ってみると良いかもしれません。

休むも相場と言いますが、逆に相場が休みのときこそ投資家はきちんと下調べをしておくべきです。

マーケットで必ず勝つ為にも、参考にしてみて下さい。


連休前、外需株はポジションを軽く。内需や仕手系を狙う。

週明けの日経平均株価は、NYダウが前週末より一時200ドル以上も値上がりしたことに加え、フランス大統領選の第1回投票結果を受けて安心感から買いが広がり、円安が進行。ドル円相場は110円台を回復したことで、日経平均も急伸しました。

25日には朝鮮人民軍創建85年の節目を迎え半島情勢に緊張が高まりましたが、目立った動きが観測されなかったことから、北朝鮮情勢に対する警戒感が和らぎ、約1カ月ぶりに1万9000円台まで値を戻しました。

堅調な推移は週末まで続き、輸出系の企業を中心に戻り基調を強めると、これまで下げていた分をほぼ埋め戻して週間の取引を終えています。

来週はというと、立会い日数は週初のわずか2日間のみ。

例年、日本の祭日で外国為替市場の東京市場が休場になり、手薄の所を海外プレイヤーに狙われる傾向にあります。

連休を持ち越すのであれば、為替の影響を受けるような会社はいまは控えておき、内需好業績株などに絞ってポートフォリオを見直すと良いでしょう。

また、商いも低下するので低位株へ投機目的の物色が進む可能性があります。

一攫千金を狙うなら、仕手色の強い銘柄を狙うのも一つですよ。

それでは、皆様良いゴールデンウイークを!また来週お会いしましょう。本村健でした。

株マイスター:本村健

「株をやるなら必ず勝て!」投資道場を連載中!

一成証券(現三菱UFJ証券)、高木証券にて活躍した元・証券マン。「投資の達人」としても知名度が高く、現在は株マイスターで毎週土曜に『本村健の投資道場』を連載中。

株マイスターは『個人投資家第一主義』を掲げ、無料で読める銘柄情報は『本村健の投資道場』だけではなく、ご登録特典の『厳選注目3選銘柄』や毎週頭に今週の相場見通しを配信中!「売買の目安」や「推奨した根拠」なども明記しており、テーマ株をはじめとした短期間での動きが期待できる銘柄を数多く提供しています。

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