株マイスターコンサルタントの本村健が、2019年1月27日(日曜日)に幅広い知見から潮目を読む。"あなたにとってその金融商品は本当に必要なのか、そうでなければNOと言える投資家になって頂きたい。"
その金融商品は本当に必要なのか?

皆様、こんにちは。本村健です。

わたくし事ですが、子供がお受験なので学問の神様で知られています文京区の湯島天神へお参りに行きました。

受験シーズン到来で、たくさんの参拝客でゴッタ返していました。

お参りをして、絵馬を購入し飾られている他の人の絵馬が目に入りましたが、受験に臨む熱いメッセージを感じました。

湯島天神ですが、江戸時代より庶民に親しまれ都心で気軽に行ける梅の名所です。

来月から、梅まつりが開催され例年、2月中旬から3月上旬が見ごろだそうです。

お時間のある方は、一足早い春を感じてみてください。

(74歳女性)証券会社の悪行で6400万円損失?

さて、今週は20日付けの読売新聞オンラインの中で、目に止まった記事がありましたので、一部を抜粋しました。

以下、抜粋です。

証券会社が株売買の委託手数料を稼ぐため顧客に株を短期間で買い替えさせる「回転売買」が横行し、証券取引等監視委員会が警戒を強めている。

顧客は外国株の取引で損失を出す高齢者が目立ち、監視委は昨年10月に準大手証券会社に業務の改善を要請した。

今後、証券会社への立ち入り検査を強化する。

■「顧客を道具に」

「販売員にうまく乗せられ、資産の多くを手数料で持っていかれた」。

昨年7月までの約6年間、準大手証券会社を通じて外国株などの売買を繰り返した東京都内の女性(74)は憤る。

女性は2011年、死亡した夫から4000万円相当の大手企業株などを相続。

投資経験はなかったが、弔問に来た証券販売員から「財産は有効活用しないと損ですよ」と勧誘され、相続した株を外国株に買い替えるなどし、計約1億4000万円分を投資に充てた。

損失が出ても販売員の上司らから「会社のチームが支えるから大丈夫」と言われ、外国株や新興企業株の短期売買を繰り返した。だが、損失が膨らみ、弁護士に相談。

それまでの取引を計算すると、利益はほぼ出ていないのに委託手数料の総額は約6400万円にも上っていた。

引用:読売新聞オンライン

過去にも、似たような記事を取り上げた事がありますがネット取引専門の方は問題ありませんが、ご高齢の方はパソコンは苦手として対面取引をされている方もいらっしゃるかと思います。

上記の内容ですが、約6年間の取引で6400万円の手数料ですか。。。品を変え自分の売上のためだけで、相場に挑もうとする態度が感じられないのも気にいらないですね。

どんだけ擦ったのか、恐らくこの投資家の元金はもう残っていないのではないでしょうか?

皆さん、この手のトラブルは、ほんの一部で表に出ていないだけで、そしてこれが現実です。

その金融商品は本当に必要なのか?NOと言える投資家に!

わたしが、証券マン時代から金融庁の立ち入り検査はありましたが、証券会社もコンプライアンス強化で時代が流れて改善されているかと思いましたが呆れて物が言えません。

証券口座を開設する際、担当者から投資経験や値上がり重視ですかとか配当重視ですかと担当者に聞かれますが、投資家保護よりも裏を返せば裁判になった際に時間をかけてリスク説明をして本人動意の上で書面に捺印も貰っていると、弁解する為の会社保全としか思えません

このような行為の背景には、ノルマや売上重視(手数料)の体質があり売り上げを多く上げた者が賞与や役職に付き、反対にこの体質に異を唱えると肩を叩かれます

売上を上げるために、あの人もやっているのだから自分も許されるだろうと組織にいると、一種の集団催眠にかかる訳です。

いくら投資は、自己責任といっても全く株の知識も無く文句も言わない、弱者の高齢者を手玉に取ったこのケースはアウトです。

現役の証券マンも、このコラムを見て頂いているかもしれませんが、最近はこの手の悪質な会社を相手に裁判を得意としている弁護士も多数います

裁判所の判断も昔は会社の方に有利な判決が多かったですが、最近は投資判断の鈍る高齢者の取引やルールを無視した取引には投資家に優位な判決が出ると弁護士から聞いています。

最悪な場合、営業マンは外務員資格を剥奪され退職するしかないでしょう。

被害者に全額を賠償し、会社ぐるみであれば行政処分となり、金融庁からの業務停止命令で経営体力の無い地場証券は死活問題です。

ネット証券とは異なり、対面取引での手数料は数段に高く、あなたにとってその金融商品は本当に必要なのか、そうでなければNOと言える投資家になって頂きたいです。

それには、投資家の方も証券マン任せでは無く、ネットでの注文方法などある程度の勉強が必要です。

最後に語弊が無いように言って置きますが、ルールを守って業務に励む素晴らしい金融マンもいますので、あしからず関係者の方はご了承ください。

話題の銘柄 Pick UP:<7906>ヨネックス

今週は圧倒的なシェアのバドミントンとテニス、ゴルフが3本柱の用品メーカーで新潟っでゴルフ場も運営する<7906>ヨネックスを取り上げます。

昨年の4月には、いち早くこのコーナで買いで注目しご紹介しましたが、今回は空売り目線での見解です。

今週は、ニュースで報じられました全豪OPテニスですが、錦織選手はまたもや宿敵ジョコビッチ選手を相手に残念な結果でした。

しかし、ご存知の通りですが大坂なおみ選手が準決勝を制して26日に決勝戦が行われます。

このコラムは、決勝戦の前に書いています。今週既に、来週の相場を見通した先回り買いの資金が流入し同社株は動意付いています。

個人的には、大坂選手が優勝すると予想しますが、優勝した場合は週明けは買い注文を集めるとみて勢いの無くなった上げ止まった所が高値になるとみています。

根拠としては、昨年の9月には全米オープンテニスで優勝した時ですが、相場になりました。

9月20日には、年初来高値の870円まで買われ、そのしこり玉が上値の頭を抑えると見ています。

相場の材料としては持続性が無いと考えています。続いても週明けの、1週間がピークとなり息切れするだろうと予想します。

売りのタイミングとしては、値幅を持たせて上に行くほど株数を増やし売りの平均コストを上げる投資手法がよろしいかと思います。

いずれにしても値崩れを狙った短期投資向けです。相場は何があるかわかりませんので、リスクを取らない方や不安な方は売りに対してのロスカットをあなた自身で設定してください。

話しは変わりますが、先週のこのコーナーでご紹介しました<7709>クボテックを買われた投資家の方はおめでとうございます

素敵な週末をお過ごしください。

※『本村健の投資道場』は株マイスターサイト内で毎週土曜日に連載しており、会員様限定情報として「気になる銘柄」も掲載しています。

株マイスター:本村健

「株をやるなら必ず勝て!」投資道場を連載中!

一成証券(現三菱UFJ証券)、高木証券にて活躍した元・証券マン。「投資の達人」としても知名度が高く、現在は株マイスターで毎週土曜に『本村健の投資道場』を連載中。

株マイスターは『個人投資家第一主義』を掲げ、無料で読める銘柄情報は『本村健の投資道場』だけではなく、ご登録特典の『厳選注目3選銘柄』や毎週頭に今週の相場見通しを配信中!「売買の目安」や「推奨した根拠」なども明記しており、テーマ株をはじめとした短期間での動きが期待できる銘柄を数多く提供しています。

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