立秋とは名ばかりで暑い日が続き、スポーツ飲料が近所のスーパーの売り場から消えました。そんな中「投信顧客の46%損失」というニュースが。昔の証券会社は売上重視(手数料)で「はめ込み営業」は日常茶飯事でしたが、「まだこの時代に…」と失望しました。勧誘を断る勇気や、投資と同じく「自分で判断する力」も投資信託には必要です。

皆様、こんにちは。本村健です。

今週はお盆休みで帰省された方も多かったと思いますが、「立秋」とは名ばかりでまだまだ暑い日が続いていますね!

甲子園も熱戦を繰り広げていますが、高校球児は大変です。特にスタミナを消費するエース頼りのチームのピッチャーは可哀想です。

これから先、甲子園をドーム化する話しも現実になるかもしれませんね。


猛暑で明暗を分けた「レジャー施設」

そしてとうとう、わたしの地元浅草のスーパーやドン・キホーテでもポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツ飲料が売り場から消えました。

飲料水だけでは無く、ジュースやサワーなどに入れると冷たさを一段と感じ、冷蔵庫で作るよりも溶けにくい「ロックアイス」も品薄状態です。

アイスクリームの売れ行きも例年以上に好調。

レジャー施設も猛暑で明暗を分けました。

紫外線や照りつく日差しを避けて、日が暮れてから都内のシティホテルなどで開かれる「ナイトプール」が人気。

涼しく過ごせる映画館や過去のコラムでもご紹介しましたが、屋内型のテーマパークを運営する【8136】サンリオも市場に反して逆行高を見せています。

一方で、屋外型のテーマパークは、暑さで客足が鈍化。夜になっても気温が下がらず、熱帯夜のせいでビアガーデンやビールの出荷量も停滞しているようです。

まとめますと、「飲料メーカー」や「アイスクリームメーカー」、今年の夏にヒットした「映画配給会社」などは、今年の猛暑効果が近く数字となってあらわれるでしょう。

という訳で、今週は1つだけ銘柄を取り上げます。

【9675】常磐興産:フラガールで著名な『スパリゾートハワイアンズ』を運営。CMでも流れていますが昨年投入された日本最大の大型滑り台『ビッグアロハ』が好調。

都心からのアクセスも良く、都心部からの宿泊者はホテル前まで往復無料の送迎バスが出ています。

屋内型のプールで紫外線もカットし「ナイトプール」もやっています。空調も効き暑さや寒さも気にならず1年中、楽しめる施設です。

来期の決算に期待し注目しています。


話題の記事 Pick UP:「投信顧客の46%損失」

普段は話題の個別株をご紹介していますが、新聞の中で興味深い記事がありましたので必要な箇所を抜粋してご紹介します。

投資信託を保有していた顧客の半数近くが損失を抱えていたことが「金融庁」の調査でわかった。一部の銀行が、同じ顧客に何度も商品を売り買いさせる「回転売買」で手数料を稼ぎ、個人の資産形成を妨げている恐れがある。

金融庁が大手銀行や地方銀行計29行を対象に、投信を購入した価格(販売手数料を含む)と、今年3月末時点の価格の運用損益を調べた。この結果、46%の顧客が損失を抱えていた。

(中略)…金融庁は「銀行の回転売買で、顧客は十分な収益が得られていない可能性がある」と分析する。

(中略)…手数料に高さに、受け取る利益の大きさが連動する関係がみられないことも改めて確認された。投信を購入した時に支払う手数料などによって、利益が目減りするからだ。

引用:投信、顧客46%損失抱える…株高基調でなぜ? : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

この記事を読み失望しました。

まだこの時代に、しかも銀行がこんな事をやっているのかと。。。

わたしは証券業界から離れ、もう何十年も経ち時効と思って話しますが、バブル崩壊後に証券マンだった時代には「はめ込み営業」と言う物がありました。

簡単にいいますと、自社が幹事を引き受けた株や債券、投資信託などが売れ残らないように、顧客投資家に売りさばく営業手法でどこの証券会社でもやっていることでした。(大赤字の【4385】メルカリなんかはまさにコレ!)

一般の方からすれば、どうしてそんなことをするのと思われるかもしれませんが、当時の証券会社は売上重視(手数料)でノルマ達成は「鉄則」だからです。

こんな事ばかりやっていると当時は、証券不祥事などもあり金融庁の検査も頻繁に行われ、社内監査コンプライアンスが重視されるようになりました。

その後は、わたしの会社では損失を出しての投資信託の乗り換えは基本禁止となりました。

窓口販売が解禁され、営業成績や査定もあり、銀行員の気持ちはわかりますが、会社の利益が一番で投資家の利益は二の次で、銀行マンが投資家へする金融商品の説明はあくまで勧誘。

会社から命令されて得た程度の知識でしかなく、中身が伴っていない現状があるかと思います。

「投資家の皆様、これが現実です。」

そもそもわたしは、昔から投資信託自体が嫌いです。

言葉は悪いですが、金集め(取次)は窓口業務にさせ運用は別の会社がやっている点が気に入りません。

運用会社は失敗しても運用報告書1枚で直接投資家の顔は見えず、声も届きません。

販売した側は、商品説明はしたが実際に何の株を買ったか報告書を見るまで中味はわからず、元本割れしても運用者が悪いと間接的に逃げられます。

全部を否定する訳ではありませんが、自身で相場に勝つ方がパフォーマンスも大きいですし、負けても納得がいくのではないでしょうか。

優秀な銀行の人だから「あなたを信じて買ってみます。」なんて言葉を口にしたら、あなたは良いお客さんにされているかもしれませんよ。

このコラムをみている方は、勧誘を受けても、一度立ち止まり自分で判断する力や必要のないものに対し断る勇気も養って欲しいと願います。

今週は相場とは別の話になってしまいましたが、投資家であればこういう場面は1度は誰でもある事です。

そんな場面に出くわした時に思い出して欲しいと取り上げました。

最後にですが営業マンの口車に乗り損失を出しても、最終的には自己責任です。失った金は返ってきませんよ。

それでは、また来週お会いしましょう。本村健でした。

※『本村健の投資道場』は株マイスターサイト内で毎週土曜日に連載しており、会員様限定情報として「気になる銘柄」も掲載しています。

株マイスター:本村健

「株をやるなら必ず勝て!」投資道場を連載中!

一成証券(現三菱UFJ証券)、高木証券にて活躍した元・証券マン。「投資の達人」としても知名度が高く、現在は株マイスターで毎週土曜に『本村健の投資道場』を連載中。

株マイスターは『個人投資家第一主義』を掲げ、無料で読める銘柄情報は『本村健の投資道場』だけではなく、ご登録特典の『厳選注目3選銘柄』や毎週頭に今週の相場見通しを配信中!「売買の目安」や「推奨した根拠」なども明記しており、テーマ株をはじめとした短期間での動きが期待できる銘柄を数多く提供しています。

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