株式市場の重要な指標である、日経平均株価やNYダウなどの指数情報と市場を取り巻く政治経済情報と相場動向をまとめました。12月12日(水曜日)も日経平均株価やNYダウをテクニカル分析を使って分析していきます。
ファーウェイCFOの保釈は、タイミング的にある種の『良い取引』であったのか?

11日(火曜日)の日経平均株価は、前日比71.48円(0.34%)安の21,148.02円と続落して取引を終了しています。米中貿易問題では根本的な不透明感が払拭されず、欧州情勢の混迷なども背景に売りが優勢となりました。

NY株式市場では、NYダウが前日比53.02ドル安の24,370.24ドルと反落です。米中貿易問題が前進しているとの期待感から朝方は買いが優勢となり350ドル以上の上昇を見せるも、改めて米中貿易問題の長期化が意識されたことに加え、トランプ大統領と民主党幹部との対立がテレビで中継されると、200ドルあまり下げる場面も見られ積極的な買いは続きませんでした。

日経平均先物12月物は、前日比20円高の21,345円となっています。

先程、速報でカナダの裁判所がファーウェイのCFOの保釈を許可したと伝わってきました。昨日、カナダの元外交官でシンクタンク·国際危機グループに所属するマイケル・コブリグ氏が、中国当局に拘束されたとの報道がありました。拘束の理由などに関しては不明となっていますが、中国による報復の意味合いが強く感じられます。米国などでは、中国による報復を危険視し、中国への渡航注意喚起などを検討しているとも報じられていましたが、中国もそこまで馬鹿ではありません。米国人ではなくカナダ人を拘束するなど、ギリギリの線で対抗してきていますね。

米中共に、貿易問題とファーウェイのCFOの逮捕は別問題と口を揃えて発言していますが、そんな訳がないのはみなさんもご承知でしょう。昨日、中国副首相とUSTR代表の電話会談がありましたが、これを受けて中国は米国製自動車に対する関税を現行の40%から15%に引き下げる案が国務院にすでに提出されており、数日以内に検討を開始するとの報道が出てきています。今回のCFO保釈はタイミング的にある種の『良い取引』であったのではないかと考えざるを得ないタイミングですね。

米中貿易問題は、米中覇権問題と置き換えるとすんなり入ってきます。一気に世界の覇権を手にしたい中国と、それを許さない絶対王者のアメリカ。習近平国家主席とトランプ大統領では、その在任期間に圧倒的な違いがあります。自分の在任期間中にたしょう強引にでも中国を潰しておきたいトランプ大統領と、トランプ大統領の退任後に勝負をかけに行っても良い中国では、若干中国側に利があるように感じられます。

しかしながら、中国側も習近平国家主席の面子が有る上に、身動きできないようにがんじがらめになってしまっては元も子もありません。今後も米国側が強引に振る舞い過ぎると、2019年中に中国の我慢の限界がどこかできてしまうかもしれませんので注意が必要です。

さて、続いて英国のブレクジット問題ですが、昨日の下院での裁決を延期したことにより、最長で年明けまでの宙ぶらりん状態となる可能性が非常に強くなってきました。一部には、メイ首相が敢えて1月21日までの離脱協定批准の最終期限付近まで引っ張ることで、メイ首相の押す合意案に賛同せざるを得ない状況を強制的に作り出している可能性が囁かれています。

四面楚歌状態のメイ首相は、ドイツのメルケル首相などとの会談を行いましたが、基本原則としてEU側は追加的な離脱交渉は実施しない方針です。会談では、英国に何らかの保証を提供する取り組みが行われていることも明らかにしたとも言われていますが、果たしてこの取り組みとはは何を意味するのでしょうか?

国民の間では、どんな状況に置かれても毅然と対処していくメイ首相の支持率が上昇してきている状態ですが、議会や政治家連中というくくりでは、メイ首相に強力な見方がいない状態です。メイ首相への退陣を求める動きも出てきましたが、与党は後継者を一本化できない可能性が高く現実的ではありません

欧州でもクリスマスを控える中、不透明な状況が続くこととなります。

日経平均株価(2018年12月11日)

日経平均株価の日足チャート
チャート 出典:TradingView
  • 日経平均:21,148.02円 -71.48 (-0.34%)
  • TOPIX:1,649.20 -39.85 (-2.40%)
  • CME日経先物(円建て):21,350.00 +25.00 (+0.12%)

本日の日経平均株価は、本日も21,000円から21,400円のレンジを想定しています。

本日の東京株式市場では、日経平均株価は21,300円近辺で寄り付いてくることが装置されますが、21,400円を超えて大きく上値を伸ばしてくる材料は今の所ありません。

かと言って、21,000円の攻防となるような、新たなマイナス材料もない状態。為替相場ではドル円が113.40銭近辺と昨日よりも若干上の水準にいます。

大きな追加材料がない場合にはレンジ内で小幅な水準となることをメインシナリオとして考えていますが、メジャーSQを控えて先物に売り仕掛けなどが入ってくることも十分に想定されます。

基本的な戦略としては、売り目線で臨みたいと思います。

フィボナッチ(長期) ※アベノミクス直前安値から2018年1月の高値

  • 安値:8,135.8円(2011年11月25日)
  • 高値:24,129.3円(2018年1月23日)
  • 23.6%:20,355.4円
  • 38.2%:18,020.7円
  • 50%:16,133.8円
  • 61.8%:14,246.8円
  • 76.4%:11,560.3円

フィボナッチ(短期) ※2018年10月上旬からの下落

  • 高値:24,448.1円(2018年10月2日)
  • 安値:20,971.9円(2018年10月26日)
  • 23.6%:21,792.3円
  • 38.2%:22,299.8円
  • 50%:22,710円
  • 61.8%:23,120.2円
  • 76.4%:23,704.2円

フィボナッチ(超長期) ※バブル最高値から、バブル後の最安値

  • 高値:39,260円(1990年1月5日)
  • 安値:6,994.9円(2008年10月28日)
  • 23.6%:14,609.5円
  • 38.2%:19,320.2円
  • 50%:23,127.4円
  • 61.8%:26,934.7円
  • 76.4%:323,553.3円

日経平均株価_節目

  • 323,553.3円(1990年1月5日の高値(39,260円)→2008年10月28日の安値(6,994.9円)の76.40%戻し水準)
  • 26,934.7円(1990年1月5日の高値(39,260円)→2008年10月28日の安値(6,994.9円)の61.80%戻し水準)
  • 24,580円(節目)
  • 24,500円(節目)
  • 24,400円(節目)
  • 24,350円(節目)
  • 24,245円(節目)
  • 24,129.3円(節目)
  • 24,000円(節目)
  • 23,900円(節目)
  • 23,800円(節目)
  • 23,704.2円(2018年10月2日の高値(24,448.1円)→2018年10月26日の安値(20,971.9円)の76.40%戻し水準)
  • 23,700円(節目)
  • 23,600円(節目)
  • 23,500円(節目)
  • 23,385円(節目)
  • 23,280円(節目)
  • 23,200円(節目)
  • 23,127.4円(1990年1月5日の高値(39,260円)→2008年10月28日の安値(6,994.9円)の50%戻し水準)
  • 23,120.2円(2018年10月2日の高値(24,448.1円)→2018年10月26日の安値(20,971.9円)の61.80%戻し水準)
  • 23,050.4円(節目)
  • 22,900円(節目)
  • 22,800円(節目)
  • 22,750円(節目)
  • 22,710円(2018年10月2日の高値(24,448.1円)→2018年10月26日の安値(20,971.9円)の50%戻し水準)
  • 22,710円(一目均衡表の先行スパン2)
  • 22,650円(節目)
  • 22,560円(節目)
  • 22,515.6836円(75日移動平均線)
  • 22,500円(節目)
  • 22,450円(節目)
  • 22,400円(節目)
  • 22,350円(節目)
  • 22,302.2854円(200日移動平均線)
  • 22,300円(節目)
  • 22,299.8円(2018年10月2日の高値(24,448.1円)→2018年10月26日の安値(20,971.9円)の38.20%戻し水準)
  • 22,220.52円(一目均衡表の先行スパン1)
  • 22,200円(節目)
  • 22,100円(節目)
  • 22,000円(節目)
  • 21,902.9188円(25日移動平均線)
  • 21,900円(節目)
  • 21,880.55円(一目均衡表の転換線)
  • 21,880.55円(一目均衡表の基準線)
  • 21,850円(節目)
  • 21,792.3円(2018年10月2日の高値(24,448.1円)→2018年10月26日の安値(20,971.9円)の23.60%戻し水準)
  • 21,730円(節目)
  • 21,600円(節目)
  • 21,530円(節目)
  • 21,500円(節目)
  • 21,400円(本日の予想上限)
  • 21,320円(節目)
  • 21,250円(節目)
  • 21,200円(節目)
  • 21,148円(12月11日終値)
  • 21,115円(節目)
  • 21,000円(本日の予想下限)
  • 20,955円(節目)
  • 20,900円(節目)
  • 20,800円(節目)
  • 20,355.4円(2018年1月23日の高値(24,129.3円)→2011年11月25日の安値(8,135.8円)の23.60%戻し水準)
  • 19,320.2円(1990年1月5日の高値(39,260円)→2008年10月28日の安値(6,994.9円)の38.20%戻し水準)
  • 18,020.7円(2018年1月23日の高値(24,129.3円)→2011年11月25日の安値(8,135.8円)の38.20%戻し水準)
  • 16,133.8円(2018年1月23日の高値(24,129.3円)→2011年11月25日の安値(8,135.8円)の50%戻し水準)
  • 14,609.5円(1990年1月5日の高値(39,260円)→2008年10月28日の安値(6,994.9円)の23.60%戻し水準)
  • 14,246.8円(2018年1月23日の高値(24,129.3円)→2011年11月25日の安値(8,135.8円)の61.80%戻し水準)
  • 11,560.3円(2018年1月23日の高値(24,129.3円)→2011年11月25日の安値(8,135.8円)の76.40%戻し水準)

NYダウ(2018年12月11日)

NYダウの日足チャート
チャート 出典:TradingView
  • NYダウ:24,429.00ドル -61.00 (-0.25%)
  • S&P:2,643.00ドル +0.00 (+0.00%)
  • ナスダック:7,301.00ドル -129.75 (-1.75%)

フィボナッチ(長期) ※リーマンショック後安値から2018年1月高値

  • 安値:6,469.95ドル(2009年3月6日)
  • 高値:26,616.71ドル(2018年1月26日)
  • 23.6%:21,862.07ドル
  • 38.2%:18,920.65ドル
  • 50%:16,543.33ドル
  • 61.8%:14,166.01ドル
  • 76.4%:10,781.36ドル

NYダウ_節目

  • 27,000ドル(節目)
  • 26,900ドル(節目)
  • 26,800ドル(節目)
  • 26,750ドル(節目)
  • 26,700ドル(節目)
  • 26,600ドル(節目)
  • 26,500ドル(節目)
  • 26,400ドル(節目)
  • 26,300ドル(節目)
  • 26,215ドル(節目)
  • 26,167.94ドル(節目)
  • 26,050ドル(節目)
  • 26,000ドル(節目)
  • 25,900ドル(節目)
  • 25,800ドル(節目)
  • 25,700ドル(節目)
  • 25,637.7556ドル(75日移動平均線)
  • 25,575ドル(節目)
  • 25,537.02ドル(一目均衡表の先行スパン2)
  • 25,450ドル(節目)
  • 25,400ドル(節目)
  • 25,315ドル(節目)
  • 25,189.4025ドル(一目均衡表の先行スパン1)
  • 25,185ドル(節目)
  • 25,150.5692ドル(25日移動平均線)
  • 25,095.626ドル(200日移動平均線)
  • 25,079.595ドル(一目均衡表の基準線)
  • 25,050ドル(節目)
  • 24,950ドル(節目)
  • 24,860ドル(本日の予想上限)
  • 24,700ドル(節目)
  • 24,640ドル(節目)
  • 24,500ドル(節目)
  • 24,400ドル(節目)
  • 24,370.24ドル(12月11日終値)
  • 24,250ドル(節目)
  • 24,120ドル(本日の予想下限)
  • 24,050ドル(節目)
  • 23,930.79ドル(一目均衡表の転換線)
  • 23,900ドル(節目)
  • 23,730ドル(節目)
  • 23,530ドル(節目)
  • 23,344.52ドル(節目)
  • 21,862.07ドル(2018年1月26日の高値(26,616.71ドル)→2009年3月6日の安値(6,469.95ドル)の23.60%戻し水準)
  • 18,920.65ドル(2018年1月26日の高値(26,616.71ドル)→2009年3月6日の安値(6,469.95ドル)の38.20%戻し水準)
  • 16,543.33ドル(2018年1月26日の高値(26,616.71ドル)→2009年3月6日の安値(6,469.95ドル)の50%戻し水準)
  • 14,166.01ドル(2018年1月26日の高値(26,616.71ドル)→2009年3月6日の安値(6,469.95ドル)の61.80%戻し水準)
  • 10,781.36ドル(2018年1月26日の高値(26,616.71ドル)→2009年3月6日の安値(6,469.95ドル)の76.40%戻し水準)

その他指数、指標

バルチック海運指数:1,385.00 ↑ +13.00 (+0.95%)  ※12月11日終値

SOX指数:1,181.47 ↑ +7.28 (+0.62%)  ※12月11日終値

VIX指数:21.67 ↓ -0.97 (-4.28%)  ※12月11日終値

各国政策金利(短期金利)

  • 米国:2.25%(2018年9月) →
  • 日本:0.10%(2018年1月) →
  • 欧州:0.00%(2018年1月) →
  • 英国:0.75%(2018年9月) →
  • カナダ:1.75%(2018年10月) ↑
  • スイス:-1.25%(2018年1月) →
  • 豪州:1.50%(2018年1月) ↑
  • NZ:1.75%(2018年1月) →
  • 中国:4.35%(2018年1月) →
  • 香港:2.50%(2018年9月) →
  • ノルウェー:0.75%(2018年9月) →
  • スウェーデン:-0.50%(2018年1月) →
  • トルコ:24.00%(2018年9月) →
  • メキシコ:8.00%(2018年11月) ↑
  • 南ア:6.75%(2018年11月) ↑

10年物国債(長期金利)

※日本時間12日 6:05現在

  • 日本:0.04%(12月) ↑
  • オーストラリア:2.45%(12月) ↑
  • ニュージーランド:2.44%(12月) ↑
  • アメリカ:2.88%(12月) ↑
  • ドイツ:0.23%(12月) ↓
  • イギリス:1.18%(12月) ↓
  • フランス:0.71%(12月) ↑
  • イタリア:3.12%(12月) ↑
  • スペイン:1.43%(12月) ↓
  • ポルトガル:1.75%(12月) ↓
  • ギリシャ:4.23%(12月) ↑
個人投資家:薬味多めで

弱小兼業個人投資家。

短期投資はFXの裁量取引のみ。

中〜長期投資は個別株、インデックスの積立投資、トラリピでの為替運用をしています。

ハゲてません。

Twitterアカウント@yakumioomede
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