ミリオンストック投資顧問の堀篤が、2019年9月2日(月曜日)に相場動向を独自に解説。"相場は上へ行きたがっている"。
このままであれば上に行く可能性は高いだろう

東京市場は、米中貿易摩擦問題と、それに伴うドル円の動きに左右され続けている。先週は、米中が対話に戻るという見通しが優勢となり、日経平均は今のところのボックスの上限となる20,750円近辺で引けている

つまり、足下の相場展開では、悲観的な材料で20,100円、楽観的な材料で207,50円という、この上下650円の範囲で市場は材料を消化している。そして今週は引き続き、上には行きづらい展開だろう。日経平均は、20,100円に向け徐々に下落するか、ボックス圏を上下に大きく動くか、という状況になりそうだ。

とはいえ、この狭いボックス圏での動きは最終局面にあると思われる。今年の3月以降、日経平均のボックス圏はほぼ1か月で次の価格帯へ移動している。今回は8月5日からこのゾーンにあることを考えると、来週にはそのゾーンを変えることが考えられる問題はそれが下になるか上になるか、だが、大きな事件がなければ、相場は上へ行きたがっているはずだ

今週、米国では、週明け休場(レイバーデイ)から金曜日は雇用統計の発表へと、微妙な日程となっている。東京市場も、日経平均採用銘柄の入替え発表(有無は不明)、さらに次の週の週末はメジャーSQが待っており、積極的に動きにくい状況は同じだろう。また、その次の週はFOMCが待っており、利下げの状況を見極める相場となりそうだ。

ただし、中国は交渉に前向きな姿勢が垣間見られるようになっている。これが最もバリューがある情報の一つであり、この動きが鮮明になれば、日経平均は上に行くだろう。また、FOMCによる利下げ決定が、もし期待外れであったとしても、そのこと自体が米国景気の悪化がそれほどでもないというサインであり、ドル高を招くことで東京市場には下支え材料になる。今週以降、ボックスの下限近くは、積極的な対応を検討すべきだろう。

※ミリオンストック投資顧問の無料メールマガジンでは、具体的な注目銘柄名なども無料で配信中です。

ミリオンストック投資顧問 : 堀 篤

野村證券(株)(現野村HD)にて営業・商品企画・IPOコンサルティング・M&A等業務に従事。1998年、野村證券(株)退社後、上場企業2社(現タカラトミー、インデックス)の役員を勤め、IR、M&Aを推進

2007年、(株)日本マネジコを設立し、上場企業への投資・ファイナンスアドバイス・証券会社向け研修事業、を行うと共に、投資家向けコンテンツなど制作、提供しています。

投資家向けには「YAHOOファイナンス公式ガイドブック」日経ビジネス「お金の学校」、「勝つ!オンライントレード」を執筆。監修として「ウォール街があなたに知られたくないこと」「投資 4つの黄金則」「10日で学ぶMBA」ほか、専門知識を活用して様々な方面で活躍中。証券マン、上場企業役員、投資家、という3方向から30年以上証券市場と向き合ってきた経験を活かし、各々の側面から企業・証券を分析する手法をとる。

ミリオンストック投資顧問(ミリオンストック)に特別アドバイザーとして在籍する、日本証券アナリスト協会検定会員。

兜町から発信される早耳情報の決定版!情報通の早耳コラム

関連キーワード
  • 引き続き堅調な動きが期待される東京市場
  • 強気に転じる株式市場
  • 脆弱なゴルディロックス相場
  • 21,600円からの反発狙いだが、リスクには敏感に
  • 12月までは、上昇波動に入るか
  • ボックスの移動か、上昇波動の始まりか、今週はそれが決まる
おすすめの記事
1本足りない週足
わしの罫線
昨日、ニューヨーク市場はダウ平均が207ドル高の25,539ドルと続伸し、円ドルも108円30銭位まで円安が進んだのですが、上海市場が続落し...
一つの変化日
わしの罫線
昨日のニューヨーク市場は、急反発しておりましたし、円ドルも106円台中頃まで円安となっておりましたので、どこまで上がってくれるか楽しみにして...