ミリオンストック投資顧問の堀篤が、2019年6月17日(月曜日)に相場動向を独自に解説。"米国経済と中国景気の動向という二つの材料に投資判断を集約"。
今週は、一度しゃがんでからの小反発か

テクニカルを重視する市場に

先週の東京市場は底堅さを見せ、20,300円というゾーンを死守したことがいかに大きいかを改めて示した形となった。

今週は週初めに調整したとしても、反発する可能性は高い。6月3日、4日の20,300円近辺が底値である、という考え方は継続されている上、20,900円近辺のマド埋めと15日移動平均線がほぼ同じ水準にあることから、この価格帯は、短期的に反発しやすいゾーンだと言えるだろう

ただし、18日19日に開かれるFOMCのコメントで緩和的な発言が抑制された場合は、株価は再び20,300円程度まで落ちる可能性がある。しかしメインシナリオは、月曜日20,900円程度まで調整した後の反発で、21,300円程度までの上昇、というパターンだ

株式市場を巡る材料は、ここへきて複雑化の様相を呈しており、投資家は余計にテクニカルの動きを重視する傾向が強まる可能性が高い。市場の不確実性は高まっているが、そのことがかえって相場を単純化するかもしれない

米国REITと上海市場に着目

中東の地政学リスク、中国景気の低迷、という悪材料に対して、米国経済への信頼、という好材料をどう組み合わせて判断すべきか、市場は迷い始めている。そこで、米国REITと上海株式市場に注目し、この二つを東京市場の先行指標として参考にしよう、という投資家が増えてきた。これは、米国経済と中国景気の動向、という二つの材料に、投資判断を集約する、という考え方だ。

米国REITは先週、ボックス圏を抜け出し、上昇の気配を見せている。一方で上海株式市場はボックス圏を移動中だ。前者が明白な上昇傾向を示せば、NY市場、引いては東京市場にプラス要因であり、上海市場がボックスを下へ抜ければ、これは両者にとって悪材料となるだろう。

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ミリオンストック投資顧問 : 堀 篤

野村證券(株)(現野村HD)にて営業・商品企画・IPOコンサルティング・M&A等業務に従事。1998年、野村證券(株)退社後、上場企業2社(現タカラトミー、インデックス)の役員を勤め、IR、M&Aを推進

2007年、(株)日本マネジコを設立し、上場企業への投資・ファイナンスアドバイス・証券会社向け研修事業、を行うと共に、投資家向けコンテンツなど制作、提供しています。

投資家向けには「YAHOOファイナンス公式ガイドブック」日経ビジネス「お金の学校」、「勝つ!オンライントレード」を執筆。監修として「ウォール街があなたに知られたくないこと」「投資 4つの黄金則」「10日で学ぶMBA」ほか、専門知識を活用して様々な方面で活躍中。証券マン、上場企業役員、投資家、という3方向から30年以上証券市場と向き合ってきた経験を活かし、各々の側面から企業・証券を分析する手法をとる。

ミリオンストック投資顧問(ミリオンストック)に特別アドバイザーとして在籍する、日本証券アナリスト協会検定会員。

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