ミリオンストック投資顧問の堀篤が、2019年1月28日(月曜日)に相場動向を独自に解説。"ドル安円高に対するメリットが生じる銘柄を核にしておきたい"
2月中の安い局面は、積極的に仕込んでいく時期

NYでは、トランプ大統領が3週間の資金手当てをするつなぎ予算案に署名すると発表した。ひとまず、トランプ側が折れた形だ。

3月までの二つの課題(予算・債務上限問題と、米中通商摩擦)のうち、一つが一歩、進展したことになる。もちろん、米国予算問題は、まだこれで解決したわけではないが、トランプ氏が、ねじれ国会によって全てがこれまで通りにはいかなくなる、という現実を受け止め、柔軟な姿勢を見せることができる、という安ど感は生まれた。

もう一つの課題である米中通商摩擦問題は、株式市場にとって、より重要だ。先週末に、ロス商務長官が交渉の進展が無い旨の発言をしたらしいが、3月1日までの間に、まだまだいろんな動きがあるだろう。しかし、最終的に、中国側の事情によって、この問題は解決に向かうだろう、と思われる。中国は、この問題の長期化が自国経済に致命的な影響を与える可能性に気が付いているだろうからだ。米中通商摩擦問題が解消に向かえば、株価は上昇するだろうが、問題は、今の水準から上昇するのか、一度下落してから上昇するのか、ということだ

2月の1か月間は、そういう意味では投資家にとって、胃が痛い展開をするだろう。ただし、結果的には、日経平均で言えば21,000円までに仕込んだ銘柄は、それほど心配をする必要はないだろう。たとえ一度沈んだとしても、よほど事態が悪化しない限り、浮上は確実視されるだろう。

ただし、株式市場にとって最悪な展開は、トランプ氏が為替を主たる交渉の武器にしようとした時だ。日本の投資家は、プラザ合意後のバブル崩壊で、20年にわたる低迷を余儀なくされたことを、まだ忘れてはいない

その動きさえなければ、やはり2月中の安い局面は、積極的に仕込んでいく時期だと言えるだろう。念のため、ポートフォリオの中には、ドル安円高に対するメリットが生じる銘柄を核にしておきたい。

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ミリオンストック投資顧問 : 堀 篤

野村證券(株)(現野村HD)にて営業・商品企画・IPOコンサルティング・M&A等業務に従事。1998年、野村證券(株)退社後、上場企業2社(現タカラトミー、インデックス)の役員を勤め、IR、M&Aを推進

2007年、(株)日本マネジコを設立し、上場企業への投資・ファイナンスアドバイス・証券会社向け研修事業、を行うと共に、投資家向けコンテンツなど制作、提供しています。

投資家向けには「YAHOOファイナンス公式ガイドブック」日経ビジネス「お金の学校」、「勝つ!オンライントレード」を執筆。監修として「ウォール街があなたに知られたくないこと」「投資 4つの黄金則」「10日で学ぶMBA」ほか、専門知識を活用して様々な方面で活躍中。証券マン、上場企業役員、投資家、という3方向から30年以上証券市場と向き合ってきた経験を活かし、各々の側面から企業・証券を分析する手法をとる。

ミリオンストック投資顧問(ミリオンストック)に特別アドバイザーとして在籍する、日本証券アナリスト協会検定会員。

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