ミリオンストック投資顧問の堀篤が、2019年1月9日(水曜日)に相場動向を独自に解説。"トランプ氏が為替に興味を持ち始めていることは、危険な兆候。"
年始の問題もやはり米中貿易問題の行方

年始から大きなボラティリティで、東京市場には高速取引のヘッジファンドとデイトレーダーたちが集結している。

昨年年末に、20,000円を割ることの心理的な影響に脅威を感じた市場関係者らは、ラスト数分で年末日経平均を20,000円台に乗せた。

しかし、NY市場のボイラティリティがあまりに大きいため、東京市場もそれに振られている。本来なら、すでに独自のサイクルにある日本の景気動向に注目し、東京市場はNY市場との連動から離脱しても良い状況だが、今のところ、まだそれは実現していない

株式市場のリスクは、昨年から変わらず、世界景気の後退と、米中貿易問題だ。とはいえ、前者の問題は、株式市場にとっては、金融政策でカバーすることができる。FRBが柔軟な対応をするならば、景気の後退は株式市場の下落要因にならない。つまり、景気問題はFRBの政策リスクだと言い換えることもできるだろう。

問題は、米中貿易問題の行方だ。この問題が複雑化することによる中国経済の破綻や、日米問題への波及による円高が、最も東京市場にとってリスクがある話となる。特にトランプ氏が為替に興味を持ち始めていることは、危険な兆候

ツイッターの1行で円高へ持っていくことができる環境がある、ということは、恐ろしいことだ。トランプ氏が「第2のプラザ合意を検討せざるを得ない」とでもいえば、大変なことになるだろう。

東京市場を主戦場とする投資家にとっては、まず円高リスクに備えることが必要になる。

投資テーマは、

  • ①TPP関連
  • ②サイバーセキュリティ関連
  • ③国内消費関連
  • ④国内運輸
  • ⑤旅行関連事業

などで年初のポートフォリオを組む必要があるだろう。

※ミリオンストック投資顧問の無料メールマガジンでは、具体的な注目銘柄名なども無料で配信中です。

ミリオンストック投資顧問 : 堀 篤

野村證券(株)(現野村HD)にて営業・商品企画・IPOコンサルティング・M&A等業務に従事。1998年、野村證券(株)退社後、上場企業2社(現タカラトミー、インデックス)の役員を勤め、IR、M&Aを推進

2007年、(株)日本マネジコを設立し、上場企業への投資・ファイナンスアドバイス・証券会社向け研修事業、を行うと共に、投資家向けコンテンツなど制作、提供しています。

投資家向けには「YAHOOファイナンス公式ガイドブック」日経ビジネス「お金の学校」、「勝つ!オンライントレード」を執筆。監修として「ウォール街があなたに知られたくないこと」「投資 4つの黄金則」「10日で学ぶMBA」ほか、専門知識を活用して様々な方面で活躍中。証券マン、上場企業役員、投資家、という3方向から30年以上証券市場と向き合ってきた経験を活かし、各々の側面から企業・証券を分析する手法をとる。

ミリオンストック投資顧問(ミリオンストック)に特別アドバイザーとして在籍する、日本証券アナリスト協会検定会員。

兜町から発信される早耳情報の決定版!情報通の早耳コラム

関連キーワード
  • ボックスの移動か、上昇波動の始まりか、今週はそれが決まる
  • ボックス圏を上に修正する日経平均とECB
  • いよいよ、始まるビッグイベント2019!
  • このままであれば上に行く可能性は高いだろう
  • 20,100円からのダブルボトム狙いか?
  • まだ不安定な状況が続く東京市場
おすすめの記事
頭隠して尻隠さず
わしの罫線
昨日のニューヨーク市場は続落でした。8日連続安となっております。しかし、東京株式市場は急反発。さほど円安になっているわけではございませんが、...