ライブドアならぬ「ライザップ・ショック」は近い?|本村健の投資道場

この記事の要約

6月最終週の日経平均は一時2万円の大台を割り込み、幅広い銘柄に確定売りが進む。そんな中、上がり続けていたのが「RIZAP関連」。華やかな買収劇で飛ぶ鳥を落とす勢いだが、一歩止まって考えて見るべきポイントもあります。

こんにちは。本村健です。

来週、楽しみにしている事があります。

既に報道されましたが、7月8日に行われる秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまと大学時代の同級生小室圭さんと婚約内定の正式発表です。

宮内庁長官が記者会見で婚約内定を発表した後に、同日中にお二人で会見される見通し。人の幸せな姿を見ると、目まぐるしく動くマーケットの事を忘れて幸福な気持ちになります。

・・と言いたいところですが、どうやらマーケットの事は忘れられない性分。発表へ向けてご祝儀買いや連想買いでブライダル関連【9708】帝国ホテル、気が早いですがベビー用品関連が気になってしまいます。

さて、相場に話を移しますと方向感に欠ける展開が続き、週末にかけて売り込まれることになりました。

日経平均は一時2万円の大台を割り込み、幅広い銘柄に確定売りが進む中、相場の方向性を無視して上がり続けている銘柄が・・。

タイトルからすでに気付いた方もいるかと思いますが「RIZAP関連」です。


ライブドアならぬ「ライザップ・ショック」は近い?

買収を繰り返し、成長を続けるRIZAP。印象的なビフォーアフター演出をするCMは、一度見たら忘れられません。

わたしも何度申し込もうか迷った事か。本当にCM通りになるなら、浅黒く日焼けしてサングラスなんかしちゃってお洒落な「ちょいワル」になれるんじゃないか、と妄想しました。(結局、しませんでしたが。)

数年で爆発的に、知名度と売り上げをあげた企業です。買収先の企業も恩恵を受けるのではないかと、期待せざるを得なくなるのはわかりますが、一歩止まって考えて見て下さい。

そもそも、なぜRIZAPはこれだけ買収を繰り返しているのか?

恐らく2015年にRIZAPが出した中期経営計画:COMMIT2020が理由でしょう。

同社はこの時の中期経営計画で2017年3月期の売上高1000億円を「コミット」として提示しました。

RIZAPのキャッチフレーズでよく使われるこの言葉。

結果にコミットすることを最大の売りにしているRIZAPにとって、売上計画の未達というのはイメージとして良くありません。だからこそ、簡単に収入を引き上げる事ができる企業買収という形で、売上の増加を計った可能性が高いと言えます。

連結対象となる子会社を増やし売上を飛躍的に伸ばしただけでなく、買収により発生した負ののれんを特別利益として計上した事で利益目標である100億円を数値上で達したように見せているのでしょう。

もちろん、仮説ですがRIZAPのHP上になぜか16年3月期本決算の短信が見つからないのも、詮索されたくないという理由からではないかと疑ってしまいます。

さて、ここからが大事な部分になりますが、現在高騰している【7577】パスポート【3185】夢展望【4833】ぱどといった赤字企業ですが、買われているのはRIZAPが黒字に転換するという見通しを立てたから。

しかし、数値上での目標達成の為にやみくもに買われてきた企業たちが果たして本当に利益目標に近づく事ができるのか・・数字上の話ではなく実際の利益として上げる事ができるのでしょうか。

ライブドア・ショックならぬ、ライザップ・ショックが訪れる日も近いとわたしは踏んでいます。


花札【7974】の来週の動きに注目!

週明けの日経平均株価は小幅続伸。朝方は、売りが先行し小幅に下げたが買い戻しが入り上昇に転じました。

ただ、東証1部の売買代金は概算で1兆7505億円と、今年最低だった4月17日以来の少なさ。翌日の取引では円安の進行や米株高を好感した買いが入り、反発するも材料の少なさは意識され、利益確定の売りも散見されました。

その後は、月末のドレッシング買い期待で、一時的に値を戻すも上値は重く、30日には手じまい売りが進み日経平均は2万円近辺まで値を落としています。

今週、注目した個別株は【7974】任天堂。元々は、花札を販売していた同社ですが「ニンテンドースイッチ」の国内販売台数が3月の発売から推定で100万台超えを達成し、年初来高値を更新しました。

もっとも、週の後半にかけては伸び悩んでいます。個人投資家のマインドへ強く影響する銘柄なので、このまま下げに転じた場合は注意が必要です。

反対に、この株が上がる間は、個人の買い意欲は低下しにくいでしょう。来週は雇用統計やG20が控えていますので、為替と任天堂の2点セットに注目しています。

それでは、また来週お会いしましょう。本村健でした。

株マイスター:本村健
「株をやるなら必ず勝て!」投資道場を連載中! 一成証券(現三菱UFJ証券)、高木証券にて活躍した元・証券マン。「投資の達人」としても知名度が高く、現在は株マイスターで毎週土曜に『本村健の投資道場』を連載中。

株マイスターは『個人投資家第一主義』を掲げ、無料で読める銘柄情報は『本村健の投資道場』だけではなく、ご登録特典の『厳選注目3選銘柄』や毎週頭に今週の相場見通しを配信中!「売買の目安」や「推奨した根拠」なども明記しており、テーマ株をはじめとした短期間での動きが期待できる銘柄を数多く提供しています。

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